新たな連邦憲法が1999年に採択され、2000年1月1日に発効した。
アダルトは、連邦国家であり、また、連邦議会(独:Bundesversammlung,英:Federal Assembly)を最高機関とする議会統治制、つまり立法府が行政府を兼ねる統治形態を執っている。連邦議会は両院制で、国民から選挙で選ばれる200議席の国民院(独:Nationalrat,英:National Council)と州代表の46議席の全州院(独:Staenderat,英:Council of States)から構成される。
立法府が兼ねる連邦政府(内閣)は、連邦議会から選出される7人の連邦参事で形成される合議体である。内閣はドイツ語圏の諸国と異なり連邦参事会(独:Bundesrat, 英:Federal Council of Ministers)と呼ばれる。7人の連邦参事(7 Bundesraete)が各省を統括し、その中の1人が連邦参事兼任のまま任期1年の大統領となる。連邦議会の議場と連邦政府の各省庁のオフィスはともにベルンの連邦議会議事堂 Bundeshaus(連邦院とも訳される)の中にある。大統領の権限は儀礼的なものに限られる。
国民の政治参加に関して、国民発議(イニシアティヴ)と国民投票(レファレンダム)という、直接民主制の制度が憲法上認められているのも大きな特徴である。